皆見電子工業㈱ 吉村新会長 挨拶
平成30年4月に寝屋川市防火協会の会長に就任いたしました吉村でございます。 平素は防火協会の運営に、ご支援とご理解を賜り、深く感謝申し上げます。私も、副会長として和田前会長を中心に協会発展に寄与してまいりました。微力ではございますが今まで以上に協会発展に寄与してまりたいと考えておりますので、ご協力の程宜しくお願い致します。また、災害現場の最前線戦で活躍される消防職員の皆様の献身的な活動を私たちは、忘れることはできません。幸いにも寝屋川市域では、大きな災害は、ここ数年発生しておりませんが、近い将来高い確率での発生が予想されております、南海トラフ巨大地震への備えが求められている中、私達も日頃からの心構えはもとろんのこと、官民一体となった防災体制を構築することが大切であり、本消防署及び関係行政機関とが緻密な連携、協力体制を保ちながら事業所や地域住民の皆様方との防火・防災の輪を広め、私達協会も民間の立場から消防行政に協力し、「安全で安心して暮らせる街・寝屋川市」を築くことに積極的に貢献していきたいと考えております。そのためには、私たち会員が連携を密にして、今まで以上に一致団結し協会運営にあたることが必要であると考えておりますので、住民の皆様におかれましても、今まで以上の更なるご指導とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。結びとなりましたが、皆様方事業所の益々のご発展並びに住民の皆様の、ご多幸を心から祈念いたしましいて、就任のご挨拶とさせていただきます。
寝屋川市防火協会沿革
寝屋川市防火協会は、寝屋川市内在住の消防有識者数名が発起人となり、危険物の取り扱い及び貯蔵による危険物災害の未然防止並びに危険物取扱主任者養成を目的とした自主防火推進団体の設立を呼びかけ、市内20の危険物取扱者及び危険物を貯蔵、取り扱う関係事業所が賛同し、昭和27年11月に現在の防火協会の前身である「寝屋川市危険物品協会」として発足した。
危険物取扱主任者養成のための講習会は、危険物取扱主任者資格試験が自治体実施から国家資格に切り替えられる昭和35年度までの間、開催し受講者延べ246名が受講、危険物取扱主任者を養成し、事業所における危険物取り扱いの安全向上、事故防止に貢献した。
昭和29年に枚方寝屋川消防組合消防本部が枚方市中振に新築移転開庁。この新庁舎完成記念に当時、最新のスライド(幻燈機)を寄贈し研修会等に活用された。
昭和30年には、協会事業として大阪府危険物品協会連合会発行の「危険物新聞」を購入し会員に配布、現在も会員に配布を続けており、会員事業所の貴重な情報源となっている。
昭和39年には、会員数も105事業所と増大し、危険物施設保有事業所以外の会員も増加してきたことから「寝屋川市危険物品協会」を「寝屋川市防火協会」と改称した。
その後も防火協会は、寝屋川市内の火災を未然に防止するため消防署の行う事業に積極的に協力するとともに、会員相互の融和と親睦を図り社会公共の福祉に寄与することを目的に会員研修会並びに施設見学など様々な事業を積極的に推進してきた。
また、枚方寝屋川消防組合の構成市である枚方市においても、寝屋川市防火協会の設立と同時期に「枚方市防火協会」が設立され、ともに画期的な進展をとげていたが、両協会の間には、定期的に交流する機会がなかったため、昭和50年には、両協会の役員を構成員とした「枚方寝屋川消防組合防火協会連絡協議会」が設立され、消防本部内に事務局を置いた。
昭和60年3月、枚方寝屋川消防組合防火協会連絡協議会は、ともに組合消防をその基盤としている青森県の「八戸地域広域防火管理者協会」と「友好姉妹協会」を締結することとなり、その後の定期的な交流を通じて、協会相互の親睦を図るとともに、情報交換を重ね、それぞれの地域での防災の取り組みをより強化した。
この頃、協会では、協会員である各事業所の防火管理体制や安全管理体制等の参考に資するとともに、協会としての今後の活動のあり方や事業展開を模索するため、定期的に先進都市各消防本部や事業所の視察研修の実施を図った。
記念式典については、昭和52年に、創立25周年記念式典を寝屋川消防署において開催し、昭和62年に創立35周年記念式典を、平成9年に創立45周年記念式典を、平成14年には、大きな節目となる創立50周年記念式典を開催した。
一方、火災予防を推進するため消防署が作成する防火ポスター、立て看板、懸垂幕や広報パンフレット、広報グッズなどの制作協力を行った。このような消防署が行う事業への協力は、今も積極的に行っている。
また、昭和52年に寝屋川市婦人防火クラブが、昭和53年に寝屋川市少年消防クラブが、昭和58年に寝屋川市幼年消防クラブがそれぞれ結成されるとともに、各クラブの活動に対する助成を行い、防火の輪を広げている。
このような活動に対して昭和60年3月7日の消防記念日にあたり、永年にわたり防火意識の普及高揚に協力し地域防災の進展に貢献した功績により、枚方寝屋川消防組合管理者から表彰状が授与され、平成5年に枚方寝屋川消防組合管理者から、平成14年には,寝屋川市長から感謝状を授与された。
さらに定期総会懇親会、新年互礼会を定期的に開催し、会員相互の交流と親睦を深めるとともに、救急講習会、消防学校一日体験入校など防火防災事業を積極的に推進し、自分たちの事業所は自分たちで守り、寝屋川市が安全で安心して暮らせる街となるよう会員一同、一丸となって取り組み、現在に到る。
<寝屋川市防火協会はっぴ>